●標準ガスの取扱
二酸化炭素分析計の校正にはゼロガス、スパンガスが必要となります。またディファレンシャルモード
における計測ではリファレンスガスも必要です。弊社では平成16年2月より校正ガスの販売を開始しました。

CO2濃度の指定
CO2濃度は基本的にはお客様に指定頂いておりますが、参考までに選定方法を示します。
注意することは3つあります。

1. 測定レンジは校正レンジを越えないようにします。
各種分析計(よほどの粗悪品でない限り)には受光素子の出力とCO2濃度の比を校正曲線として2〜5次式
の形で記憶しています。CO2濃度に対して出力がリニアではないのが理由です。下のグラフを参照して下さい。
このグラフの場合は198、380、498ppmの標準ガスを流して校正曲線を算出しています。ハイエンドなユー
ザー様では高精度標準ガスを何種類も準備し、校正曲線を一定時間毎に作成し直す本当の意味での校正を行う
例もありますが、通常の校正では分析計メーカーによって作成された校正曲線をそのまま利用します。機器の
特性は1年程はさほど変化しないからです。グラフを例に説明するとゼロ校正とは198ppmのガスを流したとき
の出力を3.00Voltに再セットする事で、スパン校正とは498ppmのガスを流したときの出力を0.927Voltに再
セットする事です。中心点の380ppmのガスは用いませんから多少の誤差は発生しますが、許容範囲内と見なす
ことができます。ここまでの説明でお判りかと思うのですが、使用する標準ガスの濃度2点に限っては正確な校
正がなされています。また2種類の標準ガスに挟まれた濃度域でもかなり正確に校正されています。この理由か
ら測定レンジは校正レンジを越えないようにすべきです。



2. 指定濃度の±5%は誤差範囲です。

例えば500ppmと指定して発注した場合、500ppm丁度のガスが納品されることはまずないです。納品され
るガスは指定濃度±5%ですから475ppm から525ppmの範囲のガスが届きます。(大きな声では言えません
が実際には500±10ppm程度になるようガス屋さんが努力しているようです。)この±5%と言う誤差は指定
濃度と製造濃度の差を表現するものです。納品されたガスのラベルに510ppmと記載されてあった場合そのガ
スは正しく510ppmです。

3. 分析計の機種によってはゼロガスはCO2フリー
分析計本体もしくはソフトウェアには校正用のノブやボタンが装備されていますが、その機種によってはゼ
ロ校正はCO2フリーのガスしか使用できない場合があります。その場合、ゼロガスの指定はCO2 0ppmや純窒
素になります。もっとお奨めなのはLime Sodaを使ってスパンガスからCO2を吸着除去してゼロガスを作る方
法もあります。Lime Sodaは純窒素とほぼ同額で入手できますし、ボンベのようにかさばらないのが利点です。

4. その他
ボンベの貸与期限は1年間です。1年を越えますと買取して頂かなくてはなりません。
ボンベの耐圧検査は5年ごとです。ボンベを購入頂き5年経過したときの再充填には耐圧検査代金が発生します。
ボンベに標準装備される弁の規格はB22-14-O-Rです。圧力調節器の接続口はこの規格に合わせます。
圧力調節器は最低でも2段テフロンダイアフラム式にします。

●参考
観測場所毎のCO2測定レンジを表にしてみました。

●参考価格表
種類価格備考
CO2 ***ppm
+ Air 10Litter
\33,0001年以内回収もしくは1年後に買取
CO2 ***ppm
+ Air 48Litter
  
アルミボンベ10Litter\30,000買取価格
アルミボンベ48Litter 買取価格
●LI-6400用CO2ガスカートリッジOEM品販売中 (OEM品とはメーカー純正品ではございませんが、メーカーが外注する同じ会社から仕入れたものという 意味です。品質は全く同じですが、ラベルや専用の段ボール箱はございません。) 販売内容はガスカートリッジと専用Oリングのセット¥500/本(50本単位、送料込)になります。 Oリングは規格品でAS568-006Aとなります。弊社ではNOK製を選択しています。